サービス職はお客様の愛車のメンテナンスを担う仕事。
日々の業務を通じて技術者としてのレベルアップを実感

PROFILE

サービス職はお客様の愛車のメンテナンスを担う仕事。<br> 日々の業務を通じて技術者としてのレベルアップを実感

髙橋

群馬三菱自動車販売前橋北店 サービス課

自動車整備専門学校を卒業後、2017年に群馬三菱自動車販売へ新卒入社。現在は前橋北店で車検や定期点検をメインに担当。後輩の指導にもあたっている。

自動車整備士の父の影響で、サービススタッフを志望。
ラリー競技で実績のある三菱車に憧れて入社

私の父は自動車整備士で、私も子どもの頃から車や工具に自然と親しんでいました。そのため将来はメカニックになりたいと思い、自動車整備士の専門学校へ進学。世界ラリー選手権など国際的なラリー大会で昔から活躍している三菱車に憧れて、群馬三菱自動車販売を就職先に選びました。
現在は、前橋北店で車検や定期点検などの点検をメインに担当しています。多いときは1日に5~6台の点検・修理を行い、整備工場での作業のほか、引き取りや納車でお客様のお宅に行くこともあります。

故障や不調の原因を自分で究明し、
きちんと直せたときにやりがいを実感

サービススタッフの仕事の面白さは、車の故障や不調の原因を調べて、直すことです。「ちょっと車の調子が悪いから見てほしい」「変な音がするから調べてほしい」といった相談をお客様から受けて、その原因が何かを自分で突き止め、きちんと直せたときはやりがいがあります。

反対に、大変さを感じるのは、お客様が訴えている故障が、整備場でうまく再現されないとき。車にどんな現象が起きているのかをきちんと再現できないと、手のつけようがありません。そうしたトラブルを避けるために、どんな状況で、どのような現象が現れるのか、具体的に細かくヒアリングするよう心がけています。
前例のないケースや、故障の原因が特定できない場合も、対応に戸惑います。車の故障や不調の原因は1つとは限らず、いくつかの要因が複合しているケースも少なくありません。そんな場合は、お客様と話し合い、「ここが怪しいので今回はここを直します」「あそこも関係していると思うので、次回はあそこを直しましょう」という具合に、優先順位をつけて段階的な修理を提案することもあります。

社内資格制度を1つずつクリアして
整備士としてステップアップを目指す

当社は三菱自動車の正規ディーラー(メーカーと特約店契約を結んだ販売店)なので、三菱車についての知識が深くなり、最新技術も含めて専門的な知識と技術が身につくのが、いい点です。サービススタッフとしてスペシャリストになりやすい環境だと思います。

当社には「三菱自動車サービス技能資格制度」という社内資格制度があります。メカニックとサービスアドバイザーの技能検定制度で、年1回昇級試験が行われます。今後の目標としては、社内資格1つずつを確実にステップアップしていくことと、国家資格の自動車検査員の資格を取得すること。

職場では後輩に指導したり、お客様に細かい技術的なことを説明したりする場面もあります。自分の中に正確な知識がないと、人に教えることも説明することもできません。日頃から情報収集や勉強を怠らないことが、一人前のサービススタッフになるためには欠かせません。今後もレベルアップを目指して、コツコツと勉強を続けていきたいと考えています。

サービススタッフには手先の器用さよりも
丁寧に作業に取り組む真面目さが大切

当社は人間関係がとてもよく、和やかな雰囲気です。上下関係もむやみに厳しくはなく、上司にも話しかけやすいのが、いいところだと思います。困ったときやわからないことがあるときは、気軽に相談でき、親身に話を聞いてもらえます。

また、細かなことですが、職場の洗車場で自分の愛車を洗ってきれいにできるのが、私にとっては嬉しいです。愛車は、ランサーエボリューションワゴン。趣味のスノーボートで雪山に出かける機会が多いので、4WDで走行性能に優れ、ワゴン車で荷物をたくさん積める点が気に入って購入しました。

サービススタッフにはいろいろなタイプの仲間がいますが、新しい技術や新しいモノが好きで、調べものが好きな人が向いていると思います。車にはどんどん新しい技術が搭載され、車種ごとに部品や装備、整備の仕方も変わってくるので、こんな場合はどうするか、事前に自分で調べることが得意な方は活かすことができます。

手先の器用さは、サービススタッフにはあまり関係ないと思います。私自身もあまり器用な方ではなく、学生時代に趣味でガンプラ製作をしていましたが、仕上がりはイマイチでした。手先が器用でなくても、1つ1つの作業を真面目に丁寧にできることがこの仕事をするうえで、大切なポイントです。
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