自動車整備士は、働きながら自身の技術を磨き、スキルアップを目指せる。
経験を重ねるほど成長を実感し、自信も深まっていく仕事

PROFILE

自動車整備士は、働きながら自身の技術を磨き、スキルアップを目指せる。<br>経験を重ねるほど成長を実感し、自信も深まっていく仕事

岡田

群馬三菱自動車販売渋川店 サービス課 チームリーダー 

自動車整備専門学校を卒業後、2004年に群馬三菱自動車販売へ新卒入社。働きながら最難関の1級自動車整備士の資格を取得。現在は渋川店のサービス課チームリーダーとして部下の指導・育成にも力を入れている。

車の点検・車検・修理などのメンテナンスに加え、
技術面からお客様へのアドバイスも行う

私は高校時代から機械いじりが好きで、将来は車の整備士になりたいと思っていました。自動車整備の専門学校に通い、卒業後は当社に就職してサービススタッフとして働いています。
当社のサービス職は、お客様の車の点検・車検・修理などのメンテナンスを行うほか、テクニカルアドバイザーとして、車の機能や装備の使い方について、お客様にアドバイスすることもあります。お客様の直接の窓口は営業担当者ですが、細かい技術的な話や機能の使いこなし方などについては営業担当が説明しきれないこともあるので、サービス担当者がお客様とじかに話をするのです。
車のメンテナンスを通してお客様に安心と安全をご提供することが、私たちサービス職の使命です。

サービススタッフは車のお医者さん。
正しい診断で、トラブルを解決する

私が勤務する渋川店には、サービススタッフが5名います。店舗にはお客様から1日に10台以上、修理や点検依頼の車が持ち込まれるので、各自で1台ずつ分担してメンテナンスを行います。車検の場合は自動車検査員が最後に完成検査を行い、テスターや計測機器を用いて車検の安全基準に適合しているかをチェックしますが、車検以外の一般点検や修理は、サービス職が1人で最初から最後まで責任を持って作業を行います。こうしたメンテナンス業務のほか、整備受付カウンターでお客様のご要望や車の状況、困りごとなどを確認して伝票に記入したり、見積書などの書類を作成したりするフロント業務もあります。

サービススタッフの仕事で難しいのは、故障や不調の原因の究明です。部品の破損など、目に見えるトラブルはわかりやすいですが、電気系統の不具合などは、目に見えないところを1つずつ調べていかなくてはいけません。車の整備マニュアルである整備要領書を参考にしながら、車の状態を調べる診断器のデータを読み解き、原因を特定していくのですが、難しいケースほど、トラブルの原因を突き止められたときの達成感は大きいですね。サービススタッフは医師と同じで、正しい診断ができなければ正しい治療もできません。お客様の愛車のトラブル原因をいかに的確に見極めることができるかが、サービススタッフの腕の見せ所の1つと言えるでしょう。自分が整備・修理した車にお客様が満足していただき、「よくなったよ」などと言ってもらえると、私も嬉しいです。

働きながら最難関の1級自動車整備士の資格を取得。
現場で役立つ知識が身につき、自信につながった

私は、働きながら1級自動車整備士の資格を取得しました。1級は最難関の資格で、いつかは取りたいと思っていましたが、数年前に社内で「1級資格にチャレンジしたい人はいますか?」と呼びかけがあったので、思い切って挑戦することにしたのです。

試験対策は約1年かけて、みっちり勉強しました。週3回、陸運支局で開かれる講習会に参加し、毎晩2~3時間、教科書を読んだりして勉強。職場の休み時間や休日には、試験の過去問を解きました。こうした努力の甲斐もあって、このとき1級に挑戦した社員は私を含め3名いましたが、全員が見事合格。日常の業務では、1級自動車整備士でなければできない特別な作業があるわけではありませんが、試験勉強を通して現場で役立つ知識をたくさん学ぶことができ、1級に合格したことで自分の自信にもつながったので、チャレンジしてよかったと思っています。

当社では、自動車整備士の資格以外にも、社内の資格検定や国家資格の取得をサポートする制度が充実しています。入社後、働きながら自動車整備士の国家資格を取得して活躍している社員が何名もいるので、自分自身のレベルアップのために、ぜひ積極的に挑戦していただきたいと思います。

向上心と粘り強さを持って仕事に取り組んでほしい

サービス職は、車が好きな人、機械いじりが好きな人は向いていると思います。車の整備作業をしていると、手や体が汚れますし、ケガなどの危険もあります。「車が好き」「メカニックをやりたい」という強い気持ちがあるからこそ、続けられる仕事だと思います。

また、サービススタッフは仕事の性質上、壁にぶち当たりやすいです。何が原因か、どこをどう修理すればよいか、判断に迷うことも少なくありませんが、仕事の壁を乗り越えていくには、1つ1つの経験の積み重ねが大事。新しい知識や技術を貪欲に吸収する向上心と、あきらめない粘り強さを持って仕事に取り組んでいただきたいですね。
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