入社後は、中央店でショップスタッフとして働いていました。主な業務は来店されたお客様の応対です。けれども、同じショップで働く営業職の先輩方を見ているうちに「私も営業をやってみたい」と思うようになりました。営業職の方は、それぞれ自分の担当のお客様がいます。その様子を見て、「私も自分のお客様を持ちたい」「自分も営業で頑張ってみたい」と思ったのです。

そこで、自分から希望を出し、2023年4月から営業に異動しました。当社の場合、営業の新人は先輩からお客様を引き継ぎ、先輩同行のもと客先への新任のご挨拶回りからスタートします。

ショップスタッフの頃から営業の研修に参加していましたし、お客様の応対については、基本的な部分はショップスタッフと変わりませんので経験を活かせています。一方、営業についてわからないことが出てきた場合は、そのたびに先輩方に聞きながら仕事を覚えていきました。

私の場合、先輩から約180件のお客様を引き継いで営業活動をしています。初めてのお客様は、新任2日目の4月2日、ショップに来店して新車を購入いただいた新規のお客様でした。

営業職の面白さは、担当のお客様と少しずつ関係性ができていく点です。定期点検や車検、買い替えなど、ご購入後も折々のタイミングでご連絡をして、アフターフォローを続けていくうちにお客様と親しくなり、信頼関係が深まっていくのが楽しいです。ショップに来店して私を指名して相談してくださったり、「お任せします」と言っていただけたりすると、嬉しいですね。お客様にとって「三菱といえば伊藤さん」という感じで、頼りになる存在になれたらいいなと思っています。
また、営業職には各人、成約数や売上の目標があります。目標を達成すると給与にも反映され、自分の努力の成果が「数字」として目に見えてわかることも、やりがいにつながっています。

反対に、営業職について大変だと思うのは、ショップスタッフの頃に比べて仕事量が増えたこと。前日にスケジュールを組んで仕事を進めていますが、お客様から急な連絡が来たり、飛び込みの仕事が入ったりと、予定通りに進まないこともしばしばです。その時々で柔軟にスケジュール管理をし、優先順位を明確にして動くことが大切だと考えています。
女性の営業職ということでハンデを感じる場面は、特にありません。納車前に洗車をするとき、身長が足りず苦労することはありますが、営業の仕事自体は男女関係なく活躍できると思っています。

入社前から感じていたことですが、当社の最大の魅力は、社員の人柄のよさだと思います。社長や専務をはじめ、おだやかな印象の方が多く、縦横関係なく話しやすい雰囲気です。仕事面でも、営業の数値目標を達成できなかったとき、ただ叱るのではなく、「次はどうすればいいか」を上司が一緒になって考えてくれます。無理なく、甘やかすことはせず、厳し過ぎず指導していただいていると感じますね。

社員旅行や組合旅行、ボーリング大会などの社内イベントや、プライベートの飲み会も盛んで、他の店舗の社員のみなさんと交流を深めるチャンスが多いのも魅力です。素敵な仲間に囲まれて、楽しみながら仕事を頑張れる会社だと思います。